お地蔵さん

【地蔵院通信】平成24お盆 第32号

立秋とは申しながら秋めく気配もなく、まだまだこの暑さは続きそうです。
檀信徒の皆様いかがお過ごしでしょうか。
このお盆も何卒宜しくお願い申し上げます。

合掌

- 在すが如くに -

8月のお盆から9月のお彼岸にかけては、ご先祖さまを1年のうちで一番近くに感じられる時節です。

あるお檀家さんのお宅で大学生の娘さんがご家族にケーキを買って帰りました。
早速、皆で食べようと箱を開けると、ケーキが6つ。5人家族なのに1つ多いなと思っていたら、娘さんが、ケーキを1つお仏壇にお供えしました。
「ハイ、おばあちゃんの分」
このお宅では、お盆にお参りさせていただくと、いつもお仏壇にケーキをお供えしてあります。

「在すが如く」という言葉があります。亡きお人がそこにいらっしゃるように、おまつりさせていただくという意味です。

南北朝の時代に後醍醐天皇が曹洞宗の僧、瑩山さまにこう尋ねられました。
「人は亡き父母祖先の為に霊膳をあげ、茶湯を献ずるが、少しも減っていない。それでも供養は届くのですか」

瑩山さまは「梅の花は垣根を隔てても匂ってきますが、花にはなんの変化もありません。
また私どもの鼻にも何ら跡形も残りません。心が通うということはまさにこのようなものです。

供養は目に見える変化のあらわれを期待するものではなく、それは雨露が自然に草木をうるおし育てるように無心に行なわれるべきものであります。まごころであります」
と。

もうすぐご先祖様が帰って来られます。どうぞ亡き人の好物をお供えして、まごころをもって良いお盆をお迎えください。

合掌

- お知らせ -

地蔵院では、お盆の総供養を行います。
ご先祖様はもとより、すべての仏さまへのご供養です。
どうぞお参り下さいますようご案内申し上げます。

 8月22日(水)
 午前10時より 法話
 午前11時より 総供養

当日は、お車でお越しの方は、お寺の西と
正面に合わせて約50台収容の駐車場がございますので
そちらをご利用下さい。

- 山門、鐘楼改修工事 決算報告書 -

平成22年1月1日~平成24年3月31日

収入の部

 

 

寄付金

51,337,000円

 

落慶お祝い等

1,275,000円

 

小計

52,612,000円

支出の部

 

 

工事費

39,845,265円

 

※工事代金、設計管理費等(川上建設、住元建築研究所等)

 

諸経費

591,918円

 

※振込手数料、通信費、事務費等

 

落慶法要費

10,421,391円

 

※記念品費用、寺院関係費、会場設営費等

 

本堂梁壁補修費(川上建設)

1,770,000円

 

小計

52,628,574円

 

※差し引き残高

-16,574円

上記の通り、決算報告致します。皆様、ありがとうございました。

- お地蔵さんの広場 -

「お礼状」

神戸市 山本 世津子

この度は立派な山門と鐘楼が改修されましてお慶び申し上げます。
又、記念品まで頂きまして誠にありがとうございました。

念珠を早速に身につけさせて頂いておりますが、何にか、あらっと思うようなことばかり体験させて頂いております日々でございます。


「坐禅会、写経会」

「坐禅をさせていただいている時は、なぜか、暑さも寒さも感じない。
ただ、鳥の声、雨の音、風の音、今、夜中ではないのに…と身がひきしまる」

「1年間があっという間に過ぎた感です。天災の被害が多かった年でした。
写経をさせて頂く事により、多くの方々のご冥福をお祈り致します」

「秋からお世話になっています。以前から、写経に関心があり、思いきって参加してみました。
家庭的な雰囲気ですね。抹茶もいただきありがとうございます。季節のお花も楽しみです」

「月に1回ずつの坐禅と写経会で、少しずつ、少しずつ、心がやすらぎ、待ち遠しく思います」

- 一言・一句など -

あなたの喜びの中に私の喜びが

あなたの楽しみの中に私の楽しみが

あなたの幸せの中に私の幸せがある

倉敷市 60代 男性


感謝しましょう 両親 兄弟 子 孫

先祖に 周りの皆様

神様 仏様 ありがとうございます

倉敷市 60代 男性


- 永代供養墓(合同墓)のご案内 -

永代供養墓(合同墓)を、本堂の横に建立致しました。
個別での納骨もお受けします。

永代供養墓(合同墓)とは、皆さまでお使いいただける墓地のことで、永代にわたりお寺でご供養いたします。
草取り、掃除などの心配もご無用です。

宗旨、宗派は問いません。お墓のことでお悩みの方は、どうぞお問い合わせください。

- 編集後記 -

先月の初めに「わらべ地蔵を被災地へ」に参加させていただきました。
自分で彫ったわらべ地蔵を被災された方へ、想いを込めて届けるというものです。

半日かけてどうにか、お地蔵さまらしき形に彫り上がりました。一刀一刀余分なものを削り落してゆくその工程は、自分とお地蔵さまが一つになる過程です。
どこか「坐禅」に通じる気がしました。ご縁を頂きありがとうございました。

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平成二十四年度年忌表

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 三回忌 平成二十二年度亡
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十三回忌 平成 十二年度亡
十七回忌 平成  八年度亡
二三回忌 平成  二年度亡
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三三回忌 昭和五十五年度亡
三七回忌 昭和五十一年度亡
五十回忌 昭和三十八年度亡
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