【地蔵院通信】平成25年お正月 第33号
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 檀信徒の皆様方には、旧年中の御法愛を厚くお礼申し上げます。 本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
合掌
年末年始にお墓参りをなさる方も多いと思います。 まず、1年を振り返り、無事に過ごせたことを感謝します。 次に、新たな決意をご先祖さまに心の中で語りかけます。 Oさんは、30代の後半でお母さんを亡くされました。そのご供養にお墓に参った時のこと、墓に多くの戒名が刻まれているのを目にしました。 「私には、こんなにたくさんのご先祖さまがあったのか…。この人々すべてが私にゆかりのある人なのか…」 そう思うと、今まで考えてもみなかった、ご先祖さまということが、とつぜん身近な存在になってきました。 「私は、こんなにも大勢のご先祖さまを代表して、この世に生きている。いや、生かされているじゃないか…」と。 年越しは、古い自分から新しい自分へと生まれ変わる為の大切な行事です。 「元旦の心 神なり 仏なり」 「元旦や この心をば 忘れまじ」 新しい年を迎えて、Oさんは 「私がご先祖さまの代表なら、心をこめて、ご先祖さまをお祀りしよう。 そして、ご先祖さまの代表として恥じない生活を、人生を送りたいと思います」と語っておられます。 今年もご先祖さまは、皆さまのことを、大切に見守ってくださるに間違いありません。
合掌
地蔵院住職 圭山 泰慶
新年明けましておめでとうございます。 皆さま、もう初詣には参られましたか。お守りや縁起物をお土産になさった方も多いと思います。 ところで、「おみやげ」という言葉の由来をご存知でしょうか。 その昔、神社や寺院にお参りした際、参拝のあとに、笥(はこ)をいただいて持ち帰り、それを神仏の霊験を人と分かちあうための記念品としたそうです。 この笥を「御宮笥(おみやげ)」と呼んだそうです。 「御宮笥」は、御利益を自分独り占めにするのではなく、皆で分け合う心のあらわれです。 仏さまのお土産は、物ではなく、笑顔やまごころです。
「坐禅会、写経会」
「月に1回の坐禅は本当に待ち遠しく楽しみです。何がなんでも足を運びたくなります。 年をとるにつれ、一日一日を大切に生きなければと思い反省しつつ今年も1年過ぎました。 お寺さまに足を運び生きる大切さを教えていただきうれしく思っています」 「来させて頂き嬉しく思っています。なかなか心を調える修行は出来ませんが、少しずつ変わっていけたらと願っています。 法話を聞くのが楽しみで、帰宅しノートに整理する時が又、楽しいです。来年も続けて来させて頂きます。ありがとうございます」 「地蔵院の坐禅に参加させていただいて、新しい出会いが出来たことが幸せでした。 坐禅の最中 「無」になることはなかなか難しい。それで感謝することを思い浮かべるようにしてみたら自然と時間が経つのが早く感じられるようになりました。 来年も続けてみたいです。ありがとうございました」 「1年間お世話に成り有難うございました。写経をさせて頂く事で先祖に感謝の心を持ち、今の幸せを有難く思わせて頂く此の頃でございます。 来年も健康で会に参加させて頂き度いと思います」
辛いことが多いのは 感謝を知らないから 苦しいことが多いのは 自分に甘えがあるから 悲しいことが多いのは 自分のことしか分からないから 心配ごとが多いのは 今を懸命に生きていないから 行きづまりが多いのは 自分が裸になれないから
平成25年 隨處に主と作る 東福寺管長 遠藤楚石老大師 佛界・魔界・天上・地獄・順境・逆境、いずれにあっても、 何物からも自己を乱されることのない無礙自在なこと。
2012年の「今年の漢字」は「金」でした。 「金」が選ばれた理由として、ロンドン五輪での日本人選手の活躍や、山中教授のノーベル賞受賞などで、「多くの金字塔が打ち立てられた」ことが挙げられました。 「金」という字は土に埋まっている鉱物にふたをしている様子をあらわしています。 そんな、表には現れないけど「金メダル」級の活躍をしている人が大勢います。 それは、いつもおいしいご飯を作ってくれるお母さんであり、一生懸命に働いてくれるお父さんです。 今年は巳年です。蛇は、家の守り神として財産を守ってくれるという所から「金」に恵まれるそうです。 金メダルは贈れませんが、今年は感謝の気持ちを言葉にかえてたくさん贈りたいものです。 蛇足ではありますが…。
大きな慈しみ 大きな悲しみ 大きな喜び 大きな施し これが仏の心なのだ
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