【地蔵院通信】平成26年お正月 第35号
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 檀信徒の皆様方には、旧年中の御法愛を厚くお礼申し上げます。 本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
合掌
以前、岡山の曹源寺で老師様から「勤を以て拙を補う」というご法話を拝聴致しました。 自分の至らないところを気づかせていただく、そして、自分の足らないところを努力によって補ってゆくのが修行であるとのお諭しでした。 江戸時代、良寛さまが、玉島の円通寺でご修行なさっていた時、先輩に仙桂和尚という方がいました。 仙桂和尚は、30年もの間、坐禅もせず、お経も読まず、ただ毎日畑に出て、野菜を作り修行僧たちに供養していました。 良寛さまは、ただの風変わりな和尚さんとしか思っていませんでした。 しかし、時が経ってから、仙桂和尚こそ真の修行者であったと気づいたのでした。 形にとらわれずに、ただ一生懸命に自分のなすべきことをなしてゆく、それが修行であると。 それからの良寛さまは、里に入り、子供たちに交じって遊び、日々の暮らしを通じて仏の道を示されたのでした。 誰も完璧な人はいません。 誰だって欠点があります。 自分の至らないところに気づいたならば、それを、補ってゆくように努力すれば良いのです。 そして、お互いに助け合い、協力し合えば、きっと明るい良い年になるに違いありません。 どうか、そんな一年になりますように。
合掌
地蔵院責任役員 三宅 英世
新年明けましておめでとうございます。 信徒の皆様方にはご家族お揃いで新春をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。 長年、責任役員を務められた石部市夫氏が、山門、鐘楼の落慶法要の一大行事を行い退任されて、後任として就任することとなりました。 これからも、総代・世話人一同、護寺活動に努めさせていただきたいと思います。 檀信徒の皆様のご理解とご協力をよろしくお願い致します。 皆様の益々のご健勝とご繁栄をお祈り申し上げ、挨拶とさせていただきます。
平成26年 元旦
「坐禅会、写経会」
「今年も一年有難うございました。今はお寺へ伺うのが楽しみになってきました。 家では雑念にまつわれてする写経も、静かに落ち着いてすることができます。元気でできることに感謝し、このような場所があることを有難く思います」
「今年も一年間が矢のように過ぎましたが、大病にもかからず無事に終えられることは有難い事と思います。 来年も健康に気を付けて少しでも周囲の人の為に何かが出来れば、そんな気持ちにさせて頂ける写経会の学びでした」
「年と共に字を書くことが大変になってきた人を多く見て〝今でしょ〟ではないけれど、 一字一字心を込めて書ける時には、頑張って書くことをしなければと思っています。 毎年目標を決めていますが、思うようには進めません。 今年こそと思いながら日々の生活に追われて反省あるのみですが、体の続く限り続けようと思っていますので、どうぞよろしくお願い申し上げます」
「今年一年、坐禅で心をみがき、健康と安全に無事過ごした事に感謝します。ありがとうございました。 来年は7回目の年男であります。 笑う門には福来たるように!」
「坐禅の後の法話を聞いて、明日からの生活指針に!」
「今年も無事に座禅会に参加出来て、沢山のお話も聞かせていただけた事を感謝いたします。 心の向きを調え、右往左往しない日々を送れるよう精進させていただきます」
平成26年 道に南北無く 之を弘むるは人に在り 東福寺管長 遠藤楚石老大師 東福寺ご開山、聖一国師さまが師である佛鑑禅師さまから 与えられた法語の冒頭の一句。義は読んで字の如し。
2013年の「今年の漢字」は「輪」でした。 「輪」が選ばれた理由として、東京五輪の開催決定や、東北楽天イーグルスの初優勝などで、国民に団結の輪が広がったことが挙げられました。 「輪」という字は車の「わ」をあらわしています。輪は「和」です。 一輪車を除けばどの車にも複数の輪があります。 車の両輪といわれるように一輪では走れません。だから、「和」が大切なのです。 そういえば、「和を以て貴しと為す」と説かれた聖徳太子は、厩戸皇子と呼ばれていて、馬と所縁の深い方です。 今年は午年ですね。午年だけに、全部がウマくいきますように願いたいものです。
生かされて 生きる命の 尊さに 不平あるなし 今日も楽しく
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