【地蔵院通信】令和3年お盆 第50号
新型コロナウイルスにより不安な日々を過ごされている すべての皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、 一日も早い収束と皆さまのご健康をお祈り申し上げます。
合掌
7月23日に東京オリンピックが開幕しました。 オリンピックは、古代ギリシャで神様をたたえるお祭りとして、行われていました。 それを、1500年以上たってから復活させたのが、フランスのピエール・ド・クーベルタン男爵です。 クーベルタンは、五輪のマークも考えました。 五つの輪は世界の大陸を、輪が重なりあっているところは世界の団結を表しています。 また、青、黄、黒、緑、赤の5色に、旗の地の白を加えた6色で 世界の国々の国旗がほとんど描けることからこの色を選んだそうです。 仏教でも行事の時に5色の幕や旗を飾ります。青(緑)、黄、 赤、白、黒(紫)の5色で阿弥陀如来の極楽浄土を美しく飾る色です。 また、5色はみ仏のお姿とみ教えを表しています。 青はお釈迦さまの髪の色で穏やかな心、黄は体で物事に動じない姿、 赤は血の色で常に励む心、白は歯で清らかな心、 黒(紫)はお釈迦さまの衣の色で堪え忍ぶ強い心を表しています。 オリンピックはスポーツを通して世界の人とつながり、平和な社会を築くことを願っています。 古代インドに始まった仏教も、仏の教えやご先祖様とのつながりを深め、私たちがより良く生きることを願っています。 その大切な期間がお盆です。
合掌
5色の幕
地蔵院では、お盆の総供養を行います。 ご先祖様はもとより、すべての仏さまへのご供養 ですが、 今年は3密を避けるために初盆のご家庭だけにお参りしていただきます。 どうかご理解とご協力の程、お願い申し上げます。 8月22日(日) 午前11時より 総 供 養 当日は、お車でお越しの方は、お寺の西と 正面に合わせて約50台収容の駐車場が ございますのでそちらをご利用ください。
「リモート法事」 「前略にて失礼いたします。 この度は、母の四十九日の法要にて大変お世話になり、ありがとうございました。 このコロナ禍により、大阪から倉敷への移動を断念せざるを得ない状況となりましたが、 通信を使っての参列の申し出を、直前にもかかわらず快くご承諾くださり、大変感謝しております。 当日は、リアルタイムの動画により、法要の様子がより深く伝わってきました。ありがたいお話もお聞きすることができ、胸がいっぱいになりました。 日が経つにつれて、親孝行できなかった母のことを思い出すのですが、 前を向いて生きていくことが一番の供養になるだろうと自分に言い聞かせながらがんばっていこうと思います。 末筆ながら、まずは書中にてお礼申し上げます
かしこ」
紙面の都合上、一部割愛させていただきましたが、お檀家様からいただいたお礼のお便りです。 今年も、お盆に帰省出来ずに残念な思いを抱えている方も多いことでしょう。 遠くからでも大丈夫です。 仏さまに思いを届けましょう。
永代供養墓(合同墓)を、本堂の横に建立致しました。 個別での納骨もお受けします。 永代供養墓(合同墓)とは、皆さんでお使いいただける墓地のことで、 永代にわたりお寺でご供養いたします。 地下に納骨室、地上に観音さまをお祭りします。 宗旨、宗派は問いません。お墓のことでご心配の方は、どうぞお問い合わせください。
ありがとう 人生綴る 雪月花
今日を楽しく 生きて太陽 明日も出る
夏座敷 一机一硯 写経する
倉敷市連島 M.M
写経千巻 納め亡息子と 対話する
倉敷市連島 Y.M
毎日を 大事にしつつ 日記果つ
倉敷市 K.A
生きること こんなに嬉しい 盆の月
倉敷市笹沖 T.M
私が今 生きている。 先祖が、 私の中に 生きている。
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